2014年08月02日

前立腺肥大症の治療薬としては肥大結節の縮小を目指した( A )が用いられる。

問題1.次の文章は正しいか?

前立腺肥大症の治療薬としては肥大結節の縮小を目指した
( A )が用いられる。

(1)アンドロゲン拮抗薬  (2)エストロゲン拮抗薬







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)アンドロゲン拮抗薬

例)

酢酸クロマジノン(販売名:プロスタール、プロスタット等)

アリルエストレノール(販売名:パーセリン、ペリアス等)








問題2.次の文章のかっこに入るのは何番か?

前立腺肥大症の治療薬としては機能的尿路閉塞を取り除くための
( A )が用いられる。

(1)α1受容体遮断薬  (2)β受容体遮断薬












」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)α1受容体遮断薬

例)

塩酸タムスロシン(販売名:ハルナール)

ナフトピジル(販売名:フリバス、アビショット等)





問題3.次の文章のかっこに入るのは何番か?

前立腺肥大症の治療薬としては肥大によって生じた浮腫や炎症を
取り除くための漢方薬としては( A )が用いられる。


(1)小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
(2)八味地黄丸(はちみじおうがん)








」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

正解は(2)八味地黄丸(はちみじおうがん)

(1)小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は鼻炎などの漢方薬







問題4.「前立腺」は次のどれか?

1)prostate gland

2)tonsil

3)thyroid gland










」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

正解は「1)prostate gland」です。


*2)tonsil =扁桃

*3)thyroid gland =甲状腺


posted by ホーライ at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

「ノイロトロピン」は何の薬? 特徴は? 何に注意しないといけない?

●ノイロトロピン

中枢性の鎮痛機構である痛みを抑える神経の働きを高め、鎮痛効果を現します。

また、炎症を起こすブラジキニンの遊離を抑え、血行を改善し自律神経系の働きを調整する作用などにより痛みを和らげます。

通常、帯状疱疹後神経痛、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、変形性関節症の治療に用いられます


●特徴

特異な作用をもつ鎮痛薬です。痛みの神経の感受性を低下させることで、鎮痛効果を発揮します。

このため、一般的な鎮痛薬が効きにくい神経の損傷による神経障害性疼痛によい効果が期待できます。

炎症をともなう急性の痛みよりも、慢性に長引く足腰や肩の痛み、しびれ、冷感、あるいは帯状疱疹後のしつこいピリピリする痛みなどに適します。

下行性疼痛抑制系賦活型疼痛治療薬とされ、一般的な鎮痛薬や抗炎症薬(NSAIDs)とは作用のしかたが違います(非オピオイド系、非シクロオキシゲナーゼ阻害薬)。

神経の変性や損傷による神経障害性疼痛、いわゆる神経痛の治療に適します。

外科、整形外科、麻酔科領域を中心に、腰痛症や頸肩腕症候群、肩関節周囲炎(五十肩)などの治療に用いられることが多いです。

さらに、1999年 帯状疱疹後神経痛に対する効能が追加承認されました。


●副作用

主な副作用として、発疹、蕁麻疹、かゆみ、胃部不快感、吐き気、食欲不振などが報告されています。

このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。

このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下 [ショック、アナフィラキシー様症状]

・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。



前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

妊娠または授乳中他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。


posted by ホーライ at 02:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ロキソニン」は何の薬? 特徴は? 何に注意しないといけない?

●ロキソプロフェン ナトリウム(ロキソニン)

解熱鎮痛消炎剤/プロピオン酸系/鎮痛・抗炎症・解熱剤


【働き】

炎症をしずめて、腫れや発赤、痛みなどの症状をおさえます。

熱を下げる作用もあります。

ただし、対症療法薬ですので、熱や痛みの原因そのものを治すことはできません。


【薬理】

炎症や発熱を引き起こすプロスタグランジン(PG)という物質の生合成を抑制します。

プロスタグランジン(PG)の合成酵素「シクロオキシゲナーゼ(COX)」を阻害することによります。


【特徴】

●この薬の仲間は「非ステロイド抗炎症薬(NSAID)」と呼ばれ、いろいろな痛みに広く用いられています。

なかでも、このロキソプロフェンは安全性が高く効き目もよいので、一番よく使われています。

熱やノドの痛みをともなうカゼにも使います。


●化学構造的には、プロピオン酸系に分類されます。

解熱、鎮痛、消炎作用を均等にもち、比較的副作用の少ない系統です。


●体の中に入ってから活性化し効力を発揮するプロドラッグです。

胃腸の副作用が軽減されています。


【副作用】

●もっとも多い副作用は胃腸症状です。

重症化することはまれですが、胃潰瘍など消化性潰瘍にも念のため注意が必要です。

とくに高齢の人、あるいは服用が長期になるときは気をつけてください。


●人によっては発疹ができたり、喘息発作を起こすおそれがあります。

アレルギー体質の人や、もともと喘息のある人は注意してください。

そのほか、腎臓や肝臓の働きが悪くなってくることがあります。

リウマチなどで長期に服用する場合は、定期的に肝機能や腎臓の検査、また胃の検診を受けるとよいでしょう。

以上
posted by ホーライ at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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