(1)ビタミンA
(2)ビタミンB1
(3)ビタミンC
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答え
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「アスコルビン酸」(3)ビタミンC
基準値:
5.5〜16.8(血清中)(μg/mL)
臨床意義
ビタミンCは食事により摂取し,小腸より吸収され体内臓器組織へ広く分布する。
生化学的にはコラーゲンの合成,カルニチンの合成,副腎皮質ホルモンの合成,カテコールアミンの合成,過酸化脂質の分解,活性酸素の分解などに関与する。
わが国では古典的なビタミンC欠乏症の発生は稀であるが,成人病,老化現象,悪性腫瘍との関係に興味が持たれ,コレステロールの合成,ヒスタミンの放出,細胞性免疫機能,ウイルスの増殖,インターフェロンの産生,活性酸素障害などについて,ビタミンCとの関係が検討されている。
また,外科手術後の創傷治療や伝染病疾患の免疫力を高め,ストレスの副作用を防ぎ,化学物質の解毒にもビタミンCは有用であるといわれている。
体内のビタミンC貯蔵量はおよそ4500mgで90日の欠乏食で壊血病となりえる。
ビタミンCの測定値は臨床的なビタミンC欠乏症,潜在性ビタミンC欠乏状態の指標に有用である。
異常値を示す病態・疾患
低値疾患
Mo:ller-Balow病、壊血病、感染症