2014年04月18日

「アスコルビン酸」とは何?

「アスコルビン酸」とは何?


(1)ビタミンA

(2)ビタミンB1

(3)ビタミンC





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   答え
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「アスコルビン酸」(3)ビタミンC

基準値:
5.5〜16.8(血清中)(μg/mL)

臨床意義
 
ビタミンCは食事により摂取し,小腸より吸収され体内臓器組織へ広く分布する。

生化学的にはコラーゲンの合成,カルニチンの合成,副腎皮質ホルモンの合成,カテコールアミンの合成,過酸化脂質の分解,活性酸素の分解などに関与する。

わが国では古典的なビタミンC欠乏症の発生は稀であるが,成人病,老化現象,悪性腫瘍との関係に興味が持たれ,コレステロールの合成,ヒスタミンの放出,細胞性免疫機能,ウイルスの増殖,インターフェロンの産生,活性酸素障害などについて,ビタミンCとの関係が検討されている。

また,外科手術後の創傷治療や伝染病疾患の免疫力を高め,ストレスの副作用を防ぎ,化学物質の解毒にもビタミンCは有用であるといわれている。

体内のビタミンC貯蔵量はおよそ4500mgで90日の欠乏食で壊血病となりえる。

ビタミンCの測定値は臨床的なビタミンC欠乏症,潜在性ビタミンC欠乏状態の指標に有用である。


異常値を示す病態・疾患
 
低値疾患
Mo:ller-Balow病、壊血病、感染症



posted by ホーライ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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